NPO夢バンクは、自らの意思でさまざまな課題に取り組み、地域を豊かにしたいと活動する長野県内NPOの熱い思いを実現するために、立ち上げ資金や運営資金の融資、必要な人材の紹介、物資等の提供を行う総合的な支援バンクを目指します。
法人格の有無を問わず、長野県内の市民活動団体に事業資金を融資しています。
法人設立にかけた想い
1995年に起きた阪神・淡路大震災。救援に駆けつけた人々は延べ200万人に及びました。未曾有の大災害に対して、「何かしなければ」という止むに止まれぬ気持ちが人々を動かしたのです。 私たちの住む社会には、このような大災害に限らず、さまざまな問題が横たわっています。たとえば福祉、環境、教育、文化、まちづくり…。 阪神・淡路大震災以後、これらの問題解決に、住民自らが止むに止まれぬ「想い」を持ち、主体的にかかわっていく時代が訪れたことを感じます。
NPO夢バンクの願い
そういった社会の動きが、1998年「特定非営利活動促進法=NPO法」を成立させました。NPO活動に対する社会的な期待も高まり、現在、長野県では約700ものNPO法人が活動しています。そしてそれらのNPOは、社会に貢献したい、自分の住む地域で豊かに生きたい、という「願い」を持って活動を展開しています。 しかし新しいセクターであるNPOは、組織として存立していくには、まだまだ基盤がしっかりしていません。特に、立ち上げ時や運営面における資金不足が多くのNPOにかかわる「熱き想い」を持つ人々の「願い」を成就するためには、資金の支援がどうしても必要なのです。
社会との信頼
NPO夢バンクの構想が生まれたのは、このような状況からでした。自分の身近にある問題に対し、自らが目を向け、解決を図ることによって、自立した市民社会ができあがります。NPO夢バンクはそういった「想い」と「願い」を持つNPOに、精一杯働いてもらうための種まきであり、それぞれのNPOが社会との信頼関係を作り上げるお手伝いをするものだと思います。 同時にそれは「借り手」と「貸し手」、あるいは出資者とNPO夢バンク・夢バンク事業組合との間の「信頼」を作り上げるものともなります。 また、NPO夢バンクは、お金だけのやりとりではなく。人的・物的な交流を構想しています。それらが協調してきたとき『生きがいが持てる地域創造』という夢が実現してくるはずです。 なにとぞNPO夢バンクにご注目いただき、出資など、積極的なご協力をお願い申し上げます。
沿革(概要)
- 2003.08.30
- 「特定非営利活動法人NPO夢バンク」設立総会
- 2003.10.13
- 「NPO夢バンク事業組合」(民法667条の任意組合)設立総会
- 2003.11.20
- 「特定非営利活動法人NPO夢バンク」認証
- 2003.12.02
- 「特定非営利活動法人NPO夢バンク」設立登記
- 2004.02.27
- 貸金業登録 事業組合 長野県知事(長1)第01111号
貸金業登録 法 人 長野県知事(長1)第01112号 - 2004.07.26
- 「特定非営利活動法人NPO夢バンク」が初融資を実行
- 2007.02.27
- 「特定非営利活動法人NPO夢バンク」のみ貸金業登録を更新
野県知事(長2)第01112号
「NPO夢バンク事業組合」は貸金業を未登録(更新しなかった) - 2008.01.31
- NPO夢バンク設立5周年記念事業(講演会)を開催
- 2010.02.27
- 貸金業登録を更新 長野県知事(長3)第01112号
- 2010.06.18
- 改正貸金業法完全施行
- 2010.07.14
- 非営利特例対象法人として貸金業の特例登録を受ける
長野県知事(長T3)第01112号 - 2013.02.27
- 貸金業登録を更新 長野県知事(長T4)第01112号
- 2014.07.05
- NPO夢バンク設立10周年記念事業(講演会)を開催
- 2016.02.27
- 貸金業登録を更新 長野県知事(長T5)第01112号
- 2017.11.28
- 「NPO夢バンク事業組合」の5年後を目途に解散を決議
出資金の返還手続きを開始 - 2019.02.27
- 貸金業登録を更新 長野県知事(長T6)第01112号
- 2022.02.26
- 貸金業登録を更新 長野県知事(長T7)第01112号
- 2022.11.22
- 「NPO夢バンク事業組合」(民法667条の任意組合)解散総会
- 2023.03.31
- 「NPO夢バンク事業組合」(民法667条の任意組合)清算終了
- 2023.11.27
- 「特定非営利活動法人NPO夢バンク」第22回通常総会を開催
融資プラン『元気づくり活動 応援貸付金』の新設と、中期活動計画を承認